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企業とは、人の集まりです。
優秀な人材を集め、仕事を割り当て、利益を上げる。
そのためには、企業が人を育てるということが必要になります。

弊社では、人を育てるために、以下のことが不可欠だと考えております。
すなわち、

・知育
・体育
・徳育

この三つです。

知育とは、知識やスキルを身に付けること。
体育とは、健康・健全な体を作ること。
そして徳育とは、人から慕われる人徳の習得を意味します。

特に十代、二十代の若い年齢の社員に対しては、
この三つを学ばせなければなりません。

一度に三つをマスターさせることは難しいでしょう。
したがってまず彼らには、
三十代以上の徳を身に付けた先輩が取ってきた仕事に当たらせます。
これによりまず、知育を身に付けさせます。

これにはお客様から喜ばれることを通して、
仕事のやりがい、そして自らの生きがいを体験させるねらいがあります。

次に、体育です。
会社は栄養過多や運動不足による不健康に配慮して、
健康管理や健康診断などを行っています。

そして、徳育です。
近代文明になればなるほど、徳育がなくなってきたと思われます。
それは、これまで人がやってきたことを機械が代行しているぶん、
私たちには人の痛みや、人としての温かさを体験できる機会が、
少なくなってきたからです。

ビジネス社会においては、
「徳を持っている人には魅力があり、魅力あるところには人が集まる」
という原則があります。

徳をないがしろにしつつ、お金で判断する人からは、
結局お金が逃げていきます。

よって、「お金があるから人が集まる」という仕組みを作ると、ほぼ失敗します。
そうではなく、「人が集まるから、仕事が集まり、結局お金が集まる」
といった徳のマスターを目標としなければなりません。

ここでの「徳」とは、孔子、老子などの道徳のことではありません。
彼らの指す「仁・義・礼・智・信」を常識として身に帯しつつ、
人である相手が、「ありがたい」と感じることを行うこと。
それが弊社の考える徳です。

人の生き方・経営のやり方には、大きく分けると次の4つがあります。

自害害他 自分と相手の両方を害する
自害利他 自分を害しつつ相手を利益する
自利害他 自分を利益しつつ相手を害する
自利利他 自分と相手の両方を利益する

仕事の目的は、人から「ありがたい」と思っていただくこと。
その手段・手法は「自利利他」でなければなりません。
その理由は、明白です。
慈善事業などに近いビジネスモデルでは
いくら人のためになるといっても、長続きはしません。
したがって真に理想的なビジネスモデルとは、
自分と他人の双方にとって利益を生み出せるものでなければなりません。

相手の利益になりながら、自分の利益にもなりうるといった、相反することの両立です。
とうぜん難しく、誰にでもできることではありません。
だからこそ、そこにやりがいや、ベンチャー精神があるのだと思います。

武士道には、心技体という言葉があります。
体を鍛錬し、健全な心を養う。そして技術を学ぶ。
技術を学ぶ厳しい過程の中に、健全な心が宿ります。
心がひねくれ曲がってしまっているのに、
剣の技術だけあっては、悪いことに使いかねません。

「良い心と磨かれた技術を、鍛え抜かれた体で使う」
これこそが、今後のベンチャービジネスに、
求められていることであると弊社は考えております。